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前の章の続きです。
つなぎ方の方法は2種類考えられます。
画像1の左のように縫代を全部割る方法です。
画像1の右のように一気に縦ラインを縫い、一列ずつつなぐか(縫代はとなりの列と交互になるよう片倒し)
画像2が出来上がりの感じです。左が全部割った方法、右が片倒しの方法です。どちらでもご自分の作りやすい方法でしていただいて良いかと思います。トランテアンではスカートの場合、縫代は全て割って作ります。ロックはしません。
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より早く縫う私のアイデアを1つご紹介します。
(1)前スカート、後ろスカート全部並べて全体の感じを見る
(2)4ピース田の字のブロックを作る
(3) (2)のブロックを印付けをする
(4) (3)を順番につなげる
以上の順で作りますが(2)と(3)に少々コツが...
画像3のようにミシンの押え金を利用して目分量で0.8cmぐらいに印付けなしで4枚田の字につなぎます。縫代は全て割ります。出来上がり寸法の田の字のパターンを作り、縫い目と十字を合わせて、ここで印付けをします。印付けの手間が大きく省け、より正確に縫うことができます。
タナローンの場合、縫代が洗濯でほつれたりすることはまずありません。干す時に縫い目にそって、縦横に少々引っ張り、手で縫代をたたくように押さえると縫代もあっちこっちに倒れることもなくアイロンがけが楽にかけられます。
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トランテアンのスタッフ4人も性格がそれぞれ違うので、ひとつのサンプルを作るのも、きっちりしないと気がすまない人やテキトーOK(私)の人や、それぞれです。
今回書かせていただいたことはあくまでも参考に、ご自分に合う方法でソーイングを楽しんでください。
35年ぐらい前、ピエールカルダン(今のお若い方がご存知かどうか...)がスカートが15cm角のパッチワークのギャザーでトップがノーカラーノースリーブでウエストに大きなリボンサッシェのイブニングドレスを発表しています。トップはスカートのパッチワークの1色、リボンもその中の1色で、当時は画期的なデザインでした。サンローランがモンドリアンルックを発表したり、思えばファッションの世界でもパッチワークの手法は以前から取り入られていました。
同じ色合いで遠くから見ると1枚の布に見える柄あわせで作ってもよりエレガントなパッチワークスカートが出来ます。ノースリーブのTシャツにウエストリボン、アクセサリー次第では結婚式のおよばれもOKですね。
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