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ここ数年ニットカフェなど新たな手編みの波が来ているようですが、今年はさらにアフガン編みが加わって少々びっくり感と、本物の手編ブームが...とうれしくなってしまいます。トランテアン27年の内、昨年までに売れたアフガン針は手の指も余るくらいで3~4年に1本というところでしょうか。それが今年のシーズンに入ったらあちらこちらでアフガン編みという言葉が聞かれ、もちろん針も売れています。考えたら今いるスタッフにアフガン編みのことを話したことは一度もありませんでした。お客様が針をお求めになり、キョトンとしているスタッフを見てあらためて「これはレッスンをしなくては!」と始めました。
でも私もずいぶん昔に、明治生まれの祖母に羽織下(チャンチャンコみたいな形)を1枚編んだだけだったので心配でしたが、手は覚えているものですね。当時、祖母はアフガン編みのことを「畳編み」と言っていたので、1870年代生まれの祖母の娘時代にはすでに日本にあったと思われます。アフガン編みはその名の通りアフガニスタンの織物に似ていることから来ているのですが、「アフガン」は「おくるみ」の総称の方が世間では知られているようです。画像1の左がプレーンアフガンの表で、右が裏です。糸はイエーガーベビー3PLYの2本取で8号のアフガン針です。かかっているアフガン針は大正生まれの母から譲り受けたものです。針に1cm間隔のキザミが付いています。(今回気が付きました)アフガン編地は、メリヤス編みより厚みが出て、かぎ針よりしなやかな編みあがりになります。
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初めてアフガン針を持って編んだ、なべつかみ?イイように言うとカフェボウル敷き。初心者なので表編みだけです。初めて編んでも目が揃っているので、なんか上手くなった気分になりました。編地を見てるとクロスステッチのアイーダ生地に見えてきたので、Tのイニシャルを刺しゅうしてみました。(スタッフ談)
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スタッフの「編地が可愛い♪」の一言で、ネックウォーマーを編んでみました。花のモチーフがボタン代わりです。まっすぐ編んで縁をくさり編みでまとめただけの一晩ニットです。
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