|
エリジアンの紺が好きで作ったベッドスプレッド、
出来上がって「梅雨のアジサイ」と思った。
だから今のシーズンしか使えない。
一度、“アジサイ”がインプットされると、
何度、見直しても紫陽花にしか見えない。
ヘム(縁周りのボーダーのデザイン)は、
ほぼ全体が出来上がってから考えた。
リバティプリントのパッチワークは不思議にピースが細かいほど良く見える場合が多いけど、
これは思い切って大きな八角形に。
大好きなエリジアンとカーラインを配してみた。
数年前に作り上げた作品で、
今ではもったいなくてこんな生地使いは出来ない。
昔、ちょうど6月。
ロンドンの前庭の緑がきれいな小さな教会でのウエディング。 真っ白な花嫁さんの両サイドに小さなブライズメイド。
紺のカーラインのパフスリーブの七分丈ワンピース、白い衿がウエディングドレスと、マッチしてとても素敵だった。
今でも日曜礼拝を終えて出てくる人達のフラワープリントのワンピースを見るとイギリスには花柄が良く似合うと思う。
|
一年ぶりにこのタピを出して見てみると、
ほとんどのピースがクラッシックタナローン。
いまではほとんどの生地が廃盤になってしまったが、
色を変えて、引き続き愛されている柄が多い。
カペル、ピーコックフェザー、グレンジェイド、ロザリンド、
タチューム、フェリシテ…
とりわけ一番好きなバーナム。
紺のバラ、八角形のカーラインの四隅に使っていてよかったぁと思う。
|
こちらも以前の作品ですが、西日よけにと作ったスクリーン。
撮影の為、お店のガレージに出るとちょうど西日がきつくあたる。
そろそろお出ましのシーズンだ。
作り方はカンタン。
布巾いっぱいをただボーダーにつないだだけ。
つないだあと縫代二枚一緒にロックをかけて縫代は下に倒します。
タナローンだと透けないけど光は充分通して部屋が暗くなりません。
お洋服など10cmぐらいの残り巾を彩りよくつないで出来上がり。
Riekoの子供の頃は真夏はどこの家も玄関はあいたまま、
長い麻のれんをかける。
座布団カバーを取り替える。ガラスの灰皿に縁側の風鈴、
クーラーのかわりはウチワ…
季節感はいっぱいあふれていました。
そうだ。古いうちわをリバティプリントで張り替えてみようかな……。
|