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(前回のグラスゴーの続き・・・)
世界中から“何か新しくておもしろいもの”とバイヤーが集まる町、おしゃれな大人町。
モードもジュエリーももちろん、手編み糸、布、刺しゅう、ビーズなどみんなアートしてます。
日数の限られたたびでは無理なことですが、せめてあと一日は!という思いでいっぱいのまま、
食いしん坊の二人がお茶だけでこのグラスゴーを去るのが残念でなりませんでした。
(デコボコ道が想像以上に時間と体力を奪う・・・)
16時発のエディンバラ行きの電車に乗り込み、
後ろ髪をひかれつつ、さよならグラスゴー。
17時にはエディンバラ到着。
早速、手芸屋さん探しです。空は昼間のように明るいけど、お店は次々にしまっていく時間・・・。
街全体が世界遺産でもあるこの街ではすぐ、目的を忘れて横道にそれてしまいます。
ただ、どこからでも岩山にそびえるエディンバラ城が見え、迷子にはなりません!
駅の南側、ビクトリアストリートにあるレース屋さん。「Pine&Old Lace」残念ながらCLOSE。外から失礼して写真を…
プライスカードの数字がロンドンより安い感じが、お手入れも良くすぐに使えそうなレースがいっぱい。
棚にずらりと並ぶティーコジーは着せ替え式。
フカフカの土台を作っておいてシーズンやお客様によって上を取り替えるもの。
刺しゅうやレース、レース編みの場合はほとんどこのスタイル。
ハンドメードの可愛さがステキ♪
いつも思うのだけれど、ステッチの技術など、そんなに難しくないものばかりだし、素人っぽいのにきちんと大人のイメージに答えてくれる、この雰囲気はなんだろう。。
もしこのお店が開いていたらお財布と相談で心痛かったと思うと、閉まっていて少しホッとしました。
このお隣にはやっと出会えた毛糸屋さん。K1 YARNS。
若いチャーミングな女性の店長さん。とてもやさしくいろいろ説明してくださいました。
ラベンダー色のノースリーブワンピースにパープルのウールショール。やはり北の地。
背中のシェルボタンはカラフルに。おしゃれ♪
店内のソファーには奥様のお買い物を待つご主人の姿が。
ゆっくりお店の人と相談しながらの糸選び。
お店の隅にはコーヒーメーカーやスナックがあり、
くつろいでウェイティングタイムが過ごせそう。
そういえば、ロンドン・エンジェルの毛糸屋さんLoopにも、
お店の前がデッキになっていて椅子に腰掛けて読書をしながら彼女のお買い物を待つ男性の姿が…。
トランテアンにもカップルで来ていただくお客様も多いので
参考になります。
日本の場合、ほとんど車の中で相手を待つ方が多い気が…。
せっかくのステキなお店。記念にニット帽子のキットとギザギザ形のかぎ針を買うことに。
説明書は英語表記だけのものじゃなく、編み図とカラー写真の載っているものを選ぶ…。
キットはルームシューズ入れのような巾着に入っていて、
さらに大きなエコバッグにいれてくれました。
帰り際 一枚のポストカードを手渡してくれて、もしイギリスにいるなら7月26日のGuardian紙に編み図が数点掲載されるのよ、タダだからもらってね。と
残念ながら26日はもう日本だけど、全国紙(?)に編み図が載るということはやっぱりニットの国・・・!
そうか、そのくらいしないと編み物人口が減りつつあるのか・・・。
告知のポストカードには、今流行のバナナがあたたかそう。
バナナコジーと名前がついていた。プラスチックのものは見かけたことがあったが、ニットとは。バックからちらりと覗いたときにあらっと思います。
可愛い店内の写真も快くOKしてくれて、目がハートになっている私達を見て、「近くに刺しゅう屋さんもあるわよ」と。
教えてもらったお店はビクトリアストリートを下ったグラスマーケット地区。
有名パブやレストランが立ち並び、仕事帰りの地元の人々でにぎわっていた。
18時過ぎていたのでさすがに、そのお店もCLOSE。。
大きなEMBROIDERY SHOPの文字が悲しい。
エジンバラ大学アートスクールの周辺にも学生が利用する手芸屋さんがあるそうです。
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朝からすっかり歩きつかれておなかも減ったスコットランド最終日。ちょっとはずんで、スコットランド博物館内のレストランへ。
エジンバラの予約必至のオススメレストランだそう。
(知らずに入ったものの、案内して頂きグラスゴーでの不運とプラスマイナス!)
ディナータイムには早かったこともあり、
エジンバラ城に手が届きそうな窓際の席へ♪
なるべくオーガニックな食材、手の届いた小さな農場からの食材で安心度100% R月でもないのに生牡蠣は最高でした。
メインディッシュ、riekoさんはスズキのムニエル。私は人生初のリブアイステーキ、名前は有名なリブアイ。初めての体験♪
ほっぺたが落ちるとはこのこと!おいしくって疲れた体に幸せのひとときでした。
隣の教授風8人グループの皆さんは全員そろってリブアイをオーダーしていた・・・。
とにかく一皿の量が多い!でもふたりでペロリと完食!
付け合せのポテト、日本だったらこれ4人前はあるわねー。
この緑がキレイな茹で野菜も。
二人でわいわい言ながらのディナーでした。
スコットランドは海に近く、良質食材の宝庫。
ロンドンの有名レストランもスコットランドから取り寄せている店が少なくない。
楽しい食事を終え、21時前。ようやく夕方の明るさに。
お腹ごなしにホテルまで歩きましょう。
博物館の横に、スコットランドの忠犬ハチ公“ボビー”の銅像。
このボビーはご主人の死後、そのお墓に14年間も通い続け、人々の感動をさそったらしい。
本来ならば、もう少しこの旅の出発時期を遅らせて、
世界的有名なエジンバラの夏フェスティバルの頃に来ると、
ジャズのコンサートやパレード、野外シアターなどの楽しみがあるのですが、もちろんホテル予約もイベントのチケットも
1年前からじゃないと取れないかも…。
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今日はいよいよ9時半の電車でロンドンに帰る日。
帰りは止まる駅が少なく、4時間40分の旅。
車内は平日のため空いている。
ひっくり返るのが当たり前だと思っていた座席シートは動かすともびくともしない固定型。
行きも進行方向と逆の向きに座っていたので、
せっかくの景色を楽しみたい!と、思い切って車掌さんに聞くと、シートに指定席のカードがささってないところならどこでもOKだよ!と。
なぁんだ。早く聞けばよかった。。
見晴らしのいい窓際に。流れる景色にも見慣れてきた。
緑の草原に、羊たち。街はどこもステキな屋根の色。
ツィード川の上流、ベーウィック。
そういえば、グラスゴーのおとなりはペイズリー。
やはりおなじみの地名が多い。
エジンバラのすぐ南には「ダヴィンチコード」で有名になったロズリン礼拝堂がある。いつも気ままな旅にはほど遠い。
売店車両であたたかい紅茶をいただき、ランチタイム。
各シートの足元にはパソコン用プラグもついている。
ニューキャッスルから旅行中(?)のファミリーが。
すこし車内に活気がわく。
聞き覚えのある、スーパーマリオのゲーム音。
みんな親切で、座席上の棚に、ぎゅうぎゅう詰めのバックがとれなくて困っている女性に、
おおきながっしり体型の男性がぐっと引っ張り、駆け降り下車セーフ。
「Thanks love'in!」 「Love'in too!」
ロンドンに戻り、スローンスクエアーに新しくOPENしたリバティブティックへ。(生地屋ではなく、グッツショップ)
とっても豪華な内装はアイアンシーの柄で。
今日の夕飯は、簡単にデパ地下のおそうざいで。
お寿司でも!と思ったところ、かっぱ巻き1人前で隣の中華コーナーのおかずがたくさん買えました。
SUSHIは高級食!?
お寿司ブームは継続中?昔からあるハロッズの地下もいっぱいの人ですが、ハーベイニコルズの6Fの高級回転寿司も昼間からいっぱいの人。
3ヶ月前のロンドンは好景気に沸いてました。
ロンドンだけでなく、グラスゴーの駅前も工事中のビルが多かったっけ。(次のオリンピックにそなえて!?)
画像右下のハロッズも実はこれ、工事中のブルーシート(?)のかわりの建物カモフラージュ用のシートなのです。
日本でよく見るホワイトのシートじゃないところが、粋ですね。
まだ、建設中のマンションの1軒50億が即完売!
50億で買って、55億で売ったインド人がいる。
買ったのはロシア人。
そんな話が飛び交っていたけどいま、どうなっているんだろう・・・。3ヶ月が3年に感じられる今日この頃です。
ロンドンの夕焼け。21時03分。
今日は早めの就寝。ベッドに横になる。
枕には小さなナナホシテントウが!
たくさんの幸運を運んでくれてありがとう♪
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