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トランテアンのお店を今年より日曜定休にさせていただいて、
今まで朝6時に起床。夜は12時に就寝のリズムに体が慣れてしまって日曜の過ごし方が分からない…こんなことではいけない。
“京都人の京都知らず”を少しは克服したい!とせめて月2回くらいは美術館めぐりでも…そしてステキなランチタイムもと。
少しよくばりの日曜を過ごしました。
まずは京都の地図とバスの路線図のにらめっこ。
トランテアンは西の端っこ。目的の高麗美術館・ユキパリスコレクション・近代美術館は北と東。
阪急電車、地下鉄、市バスではじめは高麗美術館へ、両館とも個人コレクションがもとになっています。
riekoはソウル以来 かの地の手芸が気になって、、
いちばんに選びました。
入り口からソウルのあちこちで見た石像がお出迎え。
閑静な住宅街にありお庭のしつらえも素敵です。
ちょうど「朝鮮の美術工芸、刺しゅう、螺鈿、華角」展開催中。中でも華角(板状に薄く加工した牛の角に絵をかいたもの)を飾りに作られたタンスや小物入れなど、はじめてみるものでした。
精密なガラス絵とでもいいましょうか、動物の角があんなにうすく加工できる技術にびっくり。
二階には朝鮮美術に関する本がぎっしりで、
一日いてもあきなさそうです。
画像は財団法人 高麗美術館 ポストカードより。
ポジャギ 19世紀・華角貼箱 18世紀
朱漆塗螺鈿双鳳文硯床 李朝時代
http://www.koryomuseum.or.jp/
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次は、哲学の道の銀閣寺に近い所にあるユキパリスコレクションへ。
ユキパリスさんはヨーロッパのアンティークの手芸研究家としてもよく知られた方。本も数多く出されています。
京都の和風住宅を1階はショップ、2階はギャラリーととても
魅力的に改装していらっしゃいます。
子供達のサンプラーの習作から、気の遠くなるような、髪よりもミシン糸よりも細いリネンで編まれたレースなど見ごたえ充分。必ずなにかの参考になるものばかり。
刺しゅう、レース、ニードルポイント、ニッティング、ビーズetc
当時のお道具や素材、ひとつひとつが楽しくて時間の経つのも忘れます。
赤い綿糸で編まれたベビーソックスより小さなくつ下、練習用だそうですがキーホルダーとして持ったらいいこととありそうな感じ。
1階のショップは無料です。
和・洋のアンティーク、ボタン、レース、アクセサリー食器etc 今すぐ使えそうなものばかりでした。
http://www.yuki-pallis.com/
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歩いて哲学の道を北から南へ、最後は平安神宮の大きい鳥居の前の京都近代美術館へ、
その前にずいぶんお昼は過ぎていましたが
近美の横の仁王門通りを挟んだところにある
“オータンベルデュ”でランチを。
http://www.bellecour.co.jp/au%20temps%20perdu%20index.htm
いつも混んでいるので、気候のよい時は疏水のほとりで食べるのもいいのですがさすがにみぞれ交じりの今日は店内で頂くことに。ポットサービスつきのランチBOXを。
中に小さなデザートが入ってますが、別でガレットデュロワを頼んでしまいました。
近代美術館は玉村方久斗展。
大きな美術館はミュージアムショップも楽しい。
本を買い込みル・コルビジュエのイスでみなさんリラックスムード。
帰りはお向かいからバスに乗り、四条河原町へ、
デパ地下で夕食のお買い物。
(実は今までまったくご縁がなかった…)
とても充実したイチニチでした。
((追伸、慣れない外出で、その後しっかり風邪を引いてしまいました。))
by rieko
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