シンブル　指貫き 　 2010.10.25

キルティングに欠かせないシンブル　

パッチワークはいわゆる運針と同じなので　和裁などで縫い慣れた方は

針も指貫きも　ご自分の使いやすいものにされても構わないと思いますが

キルティングだけは　絶対　シンブル（キャップ型指貫き）が必要です

初めは　慣れないのでとても使いにくく　諦めそうになりますが　

ベビーキルト一枚作るころには　シンブルがないとキルト出来なくなってるはずです

シンブルが　あるのと無いのとでは　正確さも　スピードも大きく違います

どうぞご自分に合った　シンブルと針をみつけて下さい　もっともっとキルトが楽しくなります

画像は私が一番使いやすい　MADE IN　W.GERMANY　サイズ６（１５ｍｍ）

一時　日本からこの型が消えてしまって困ったことがあったので　何個か買い貯めてます

今でも　W.GERMANY　の表示はあるのかしら？

小さな裁縫道具ですが　作るのは意外と難しく　１８００年代中ごろに始まった大量生産までは

金銀　象牙細工の熟練職人によって作られていました

１９００年初めには当時の最新素材　セルロイドの指貫きが作られ　

裁縫セットには必ず指貫きが入っていて　道具としてかかせない必需品でした

そのブームは第二次大戦まで続きましたが　どの家庭にもミシンが広まって

大きな役割は終わっていきました

２０世紀初めには宣伝用の指貫きが大流行　　観光地のお土産としても広まって

飾りの指貫きとして　ご存じの方のほうが多いかもしれません

かつての日本ではキャップ型の指貫きは使われてきませんでした

縫い方や針の長さに関係することなのでしょう

お隣の韓国もキャップ型です

画像は友人のコレクション　　行く先々のお国のもの